第27回となる全国菓子大博覧会が東海エリアで40年ぶりに開催されました。開催初日よりテレビやネットで多くの方が訪れたという盛況ぶりや、会場内について多数紹介され話題となりました。
県内での開催ということもあり足を運んでみました。「見る・食べる・買う」の魅力が満載という事で会場をチェックし楽しみにしていましたが、当日は雨が強くまた風も吹いていたため、傘をさしていても駐車場から会場へ向かうシャトルバスに乗るまでに足元はずぶ濡れになってしまいました。こんな天候でしたので屋外の催事は断念し、早々に屋内の展示を見に行きました。
まず、お菓子の匠工芸館に行きました。菓子職人による工芸菓子の作品があり、桜、ぼたん、あじさいの花や小鳥やリス、鷹、イケメンゴリラのシャバーニ、龍や風神雷神と多種多様な展示品はお菓子であるとは思えないほど繊細に色鮮やかに作られていて圧巻でした。
つぎに向かった全国お菓子 であい館には全国のお菓子が6ブースに分かれて展示されていました。お菓子のテーマ館は、高校生・専門学校生が学校ごとに制作した野菜やフルーツ、肉、魚などの工芸菓子の作品や江戸時代のお菓子事情の展示がありました。さらに進むと浮世絵 歌川広重の「伊勢参宮 宮川の渡し」をモチーフに立体となった巨大な工芸菓子が展示されていました。浮世絵には桜は書かれていませんが、江戸時代に描かれた宮川と現代の桜の名所として親しまれている宮川が交差する新しい作品にチャレンジされたとのことです。松と満開の桜並木を人々が賑やかにお伊勢参りをする様子は見ているこちらまで楽しくなるほど表情豊かで、自分も一緒にお伊勢参りをしているかのように感じられました。宮川を船で渡っている様子もあり、当時は苦労もあったお伊勢参りだったと思いますが、和やかな雰囲気も感じました。県内の和洋菓子職人さん達が技術を集結し1年半ほどかけて制作されたというこの大作はとても感動的で見ていて見飽きないほどでした。
次回の開催は4年後で開催地はわかりませんが、機会があればまた行きたいと思います。